ぼっち大学生の服は何着あれば足りる?パンツはA.P.C.(アーペーセー)のノンウォッシュデニム1本だけで十分です【経年変化】
ぼっち大学生は全部で何着の服を持つべきなのでしょうか?残念ながらこの問題に唯一の正解はありません。しかし、元ぼっち大学生である僕が現役時代に長年の苦悩の末に辿り着いた、大学卒業までに必要となるパンツの本数に関するひとつの結論がここにありますので、この記事で紹介させていただくことにします。
たっちゃん
ぼっちユニバーシティの運営者です。
大学ぼっち時代にプログラミングを学び始め、在学中にフリーランスのWebエンジニアとして独立。
本業はWebアプリケーションやWebサイトの受託開発がメインですが、最近はFlutterにハマっています。
趣味はバックパッカー旅行と立ち飲み屋さん巡り。
現在は都内でひとり法人を経営しながら、現役のぼっち大学生のみなさんへお役立ち情報を発信しています。
0. はじめに
大学ぼっちのみなさんお元気ですか?
ぼっち大学生のみなさんの頭を悩ませる代表的な問題のひとつに、大学に着ていく服は何着必要なのか問題というものがあります。
僕もぼっち大学生だった当時、この問題には本当に悩まされました。
何しろ受験生の頃にあれほど求められていた、唯一絶対の正解が存在しないから。
今回はこのタブーとも捉えられる問題に関して、大学ぼっちを極めていた当時の僕が、苦悩の末に辿り着いたひとつの結論を紹介させていただきます。
1. パンツはA.P.C.のノンウォッシュデニム1本で十分です
© A.P.C.
結論からお伝えすると、ぼっち大学生はA.P.C.(アーペーセー)というブランドのノンウォッシュデニムパンツを1本持っていれば、パンツは1本だけで大学生活を乗り切ることができるというのが本記事の主張です。
これは単なる暴論のように聞こえるかもしれませんが、僕は至って真面目にこの主張を書いています。
以下でその論拠を示しますので、この主張に興味のあるぼっち大学生のみなさんは、ぜひそのまま読み進めてみてください。
なお、毎度のことで恐縮ですが、僕は普段メンズの服を着ているので、どうしても内容がそっちに偏ってしまいがちですが、メンズの服を着ない読者のみなさんも楽しめるような内容となるように尽力いたしますので、ぜひ楽しんで読んでいただけたらと思います。
2. なぜパンツはA.P.C.のノンウォッシュデニム1本で十分なのか?
© A.P.C.
なぜ大学ぼっちだった僕が、大学生活はA.P.Cのデニム1本だけで最後まで乗り切れるなどと考えるのか?
その理由は、今回紹介するA.P.C.のノンウォッシュデニムが、洗わずになるべく長い期間履き続けることをオフィシャルに推奨されているデニムだからです。
言い換えると、
「A.P.C.というブランドが、同ブランドのノンウォッシュデニムをその他の衣類と同様に洗濯機などを使用して洗ったりすることなく、長期に渡ってそのまま履き続けることを本気でおすすめしているから。」
ということになります。
参考までに、A.P.C.のデニムに付属しているタグに実際に記載されている文言を引用させていただくと、
過激主義:出来るかぎりジーンズを洗わずに履き続け、初回洗いはドライクリーニングで、2回目以降の洗いは、WOOLITE NOIR(濃色製品用洗剤)を少量混ぜた水にジーンズを1時間程浸けておき、すすぎ、バスタオルで包んで干す。
セミ過激主義:WOOLITE NOIR(濃色製品用洗剤)を混ぜた水にジーンズを1時間程浸けておき、こすらずにすすぎと脱水をし、干す。
洗濯機:WOOLITE NOIR(濃色製品用洗剤)を使い、メニュー:常温水、デリケート洗い、脱水無し。
海水:出来るかぎりジーンズを洗わずに履き続け、ジーンズを履いたまま海に入る。乾いた砂でこする。これを何度か繰り返す。水ですすぎ、太陽にあてて乾かす。
© A.P.C.
となっています。
上記の文言は、A.P.C.のデニムの取り扱い方法を過激度別に短く説明したものなのですが、一番最後の海水のパターンに注目してみていただけますでしょうか?
出来るかぎりジーンズを洗わずに履き続け、ジーンズを履いたまま海に入る。乾いた砂でこする。これを何度か繰り返す。水ですすぎ、太陽にあてて乾かす。
© A.P.C.
このA.P.Cの公式サイトにもしっかりと掲載されている文言が、本記事の主張を裏付ける重要な根拠に他なりません。
A.P.C.というブランドは、(生地に糊が付いたままのガチガチの状態で販売されている)ノンウォッシュデニムをできるだけ洗わずに履き続けて、もしそのデニムが汚れたら荒々しく海水で洗い流して乾かすことを公式に推奨しているという、泣く子も黙るクールなアパレルブランドなのです。
そして、ぼっち大学生のみなさんは、1本のA.P.C.デニムをできるだけ洗わずに履き続けていただき、もし汚れてしまった場合は海水で洗い流すというルーティーンを繰り返すことによって、当記事の主張が実現可能であるということが、ここでようやくご理解いただけたのではないでしょうか?
つまりぼっち大学生のみなさんは、
- A.P.C.のノンウォッシュデニムを買う
- デニムを洗わずに履き続ける
- デニムが汚れたらデニムを履いたまま海水浴をする
- 2に戻る
ことによって、この記事の冒頭でお伝えした通り、理論上は大学生活を1本のデニムで乗り切れてしまうということになります!
これは机上の空論のように聞こえるかもしれませんが、僕はぼっち大学生だった当時、この理論を身体を張って実践してみたことがあります。
次の章では、僕が同理論を実践したときの経験談を話していきますので、この理論に興味を持っていただいた読者のぼっち大学生は、ぜひこのまま読み進めてみてください。
3. ぼっち大学生がA.P.C.のノンウォッシュデニムを履き続けたら
© A.P.C.
ここからは、ぼっち大学生時代に実際にA.P.C.のデニムを履き続けていた僕が、先ほど説明したA.P.C.デニムを可能な限り長く履き続ける方法を実行に移した場合の所感について、当時の体験をベースに詳しくお話ししていきます。
3-1. 0ヶ月目:プチニュースタンダードを購入
大学ぼっちを極めていた当時の僕は、バイトもろくにせず、映画ばかりを観て毎日引きこもっていたこともあり、当然ですがパンツを何本も買い揃える金銭的な余裕はありませんでした。
しかし、みなさんご存知かとは思いますが、入学したばかりの大学1年生は多数の授業に出席を求められる傾向にあり、毎回なんとか手持ちのアイテムを着回す(この試行錯誤も無駄ではない)ことで対応していましたが、この方法にも少なからず限界を感じ始めていました。
そんな時分に大学ぼっちだった僕は、今回紹介させていただいたA.P.C.のデニムの存在を知ることになります。
そして、僕はこのなんともコンセプチュアルなデニムを見つけるや否や、A.P.C. HARAJUKU UNDERGROUNDに直行し、そこでプチニュースタンダードと名付けられた型のノンウォッシュデニムを購入することにしました。
ここでA.P.C.のデニムの型の種類について説明させていただくと、この記事の執筆時点では下記の4種類が展開されています。
- プチニュースタンダード:ユニセックスモデル・タイトカット、かなりテーパードレッグ・ミドルウエスト、ストレートベルト
- プチスタンダード:ユニセックスモデル・タイトカット、テーパードレッグ・ローウエスト、ストレートベルト
- ニュースタンダード:ユニセックスモデル・ストレートカット、ストレートレッグ・ミドルウエスト
- スタンダード:オリジナルA.P.C.ジーンズのニューリリース・ストレート、クラシックカット・ストレート、ルーズレッグ・ハイウエスト
© A.P.C.
ちなみに、当時の僕がプチニュースタンダードを選んだ理由は、この型が最もテーパードが効いていて、美脚効果が期待できると考えたから。
幼稚園から高校までサッカーをしていた僕は、もも周りがやたら太かったため、足先に向かって細くなるテーパードシルエットがうってつけだったのです。
3-2. 1ヶ月目:ノンウォッシュデニムの硬さに驚く
A.P.C.のプチニュースタンダードを購入したその日から、僕は大学の授業があろうがなかろうが、毎日そのデニムだけを履き続けることにしました。
今思い返すと、当時の僕はこのデニムをできるだけ長く履き続けた先に、どのような景色が広がっているのか知りたかったのだと思います。
しかし、威勢よくデニムを履き始めた僕は、その生地の硬さに驚きを禁じ得ませんでした。
最初の章でもチラッと言及しましたが、ノンウォッシュデニムは生地に糊が付いたままの状態で販売されています。
そのため、最初に足を通す段階では生地がガチガチの状態であることが多く、その生地の硬さゆえ、なかには自立するノンウォッシュデニムすら存在します。
僕の場合も例に漏れず、履き始めの1ヶ月間ほどは下ろしたてのノンウォッシュデニムの生地が硬すぎて、途中で我慢できなくて履くのをやめてしまうのではないかという不安に苛まれていました。
3-3. 2ヶ月目:ノンウォッシュデニムの生地が徐々に柔らかくなってくる
A.P.C.のノンウォッシュデニムを履き続けて1ヶ月ほどが経過すると、デニムの履き心地が明らかに変化していました。
膝や股関節などの関節周りを中心に、デニムの生地がかなり柔らかくなってきたのです。
さすがにジャージ素材などと比較すると硬いままでしたが、デニムを履き始めたころと比較すると、もはや全く違うパンツであるかのように、履き心地がかなり改善していました。
これに気を良くした僕は、そのままの勢いでノンウォッシュデニムを一切洗うことなく毎日履き続けていきます。
3-4. 4ヶ月目:ノンウォッシュデニムの汚れを海水で洗い流してみる
A.P.C.のノンウォッシュデニムを購入してから3ヶ月が経過したころ、大学2年の夏休みに差し掛かっていた僕は、東京の夏の茹だるような暑さのなかでも、相変わらず毎日同じデニムを履いていました。
しかし、ここでデニムから発せられる匂いに異変が生じます。
僕が履き続けていたデニムからは、当初はノンウォッシュデニム特有の香りと、古着屋さんの香りがブレンドされたような独特な匂いが放たれていました。
しかし、この時期から汗を大量にかくようになったことが影響したのか、デニムからほんのりとスパイシーな香りが漂うようになってきたのです。
そこで事態を重くみた当時の僕は、A.P.C.のデニムの洗い方として推奨されていた例の方法を試すことにしました。
デニムを履いたまま海水浴をすることによって、海水によってデニムの汚れを落とすという方法です。
下記はこの洗い方を実際に試した海外の方の動画ですが、当時の僕もほぼ同じような手順を踏んで、A.P.C.のノンウォッシュデニムを海水で洗い流しました。
当時は少々恥ずかしかったこともあり、帰省のタイミングで人のいない地元の海岸に出向いて、そこでこの洗い方を実践したのは今ではいい思い出です。
肝心の海水による洗濯の結果ですが、実家のベランダでしっかりとデニムを天日干しにしたこともあり、デニムから放たれていたスパイシーな香りはちゃんと消えていました。
しかし、ノンウォッシュデニムを海水で洗った前後で、デニムの生地の触り心地が大きく変化していました。
この変化はなかなか説明しづらいのですが、海水によってノンウォッシュデニムの糊が少し落ちた影響なのか、デニムの生地が柔らかくなるとともに、生地の厚みがほんの少しだけ薄くなったような印象があったことを今でも覚えています。
3-5. 6ヶ月目:体型の変化によりノンウォッシュデニムが破れる
デニムを履いたまま海に入って以降、汚れや糊が落ちてさらに履きやすくなったA.P.C.のノンウォッシュデニムを、僕は嬉々として履き続けました。
当時の僕は、これで残りの大学生活を同じ1本のデニムだけで乗り切ることができると本気で信じていたのです。
しかし、そんな僕の見立てはある日突然崩れることになります。
僕は晴れて20歳になったこともあり、お酒をたくさん飲むようになっていました。
しかし、その一方で運動量は減るとともに、食事の量は高校生のころとほとんど変わらなかったため、僕の体型には明らかな変化が生じていました。
特に下半身の変化が大きかったのですが、当時の僕はそのことには気づかないフリをしたまま、まだ痩せていたころに購入したA.P.C.のノンウォッシュデニムを意地でも履き続けていたのです。
そして、ついにその日がやってきました。
ある朝目覚めて、いつものようにA.P.C.のプチニュースタンダードに手を伸ばすと、デニムの股間の部分に小さな穴が空いていたのです。
こうしてA.P.C.のノンウォッシュデニムだけで大学卒業まで乗り切るという僕の挑戦は、呆気なく幕を閉じることになりました。
これは決してA.P.C.のノンウォッシュデニムの耐久性の問題では無く、偏に自己管理を怠って体型を維持できなかった僕の弱さが招いた事態です。
これを思い出すと今でも悔しいのですが、当時の僕が体型を維持してさえいれば、A.P.C.のノンウォッシュデニムは決して破れることなく、僕が卒業するまで持ち堪えてくれていたと考えています。
4. ぼっち大学生におすすめのA.P.C.デニムを紹介します
© A.P.C.
最後に、僕がぼっち大学生のみなさんにおすすめしたいA.P.C.のノンウォッシュデニムを紹介していきます。
この記事を読んでA.P.C.のデニムに興味を持ったが、どの種類のデニムを買えばいいのか分からない!というぼっち大学生のみなさんは、ぜひ参考にしてみてください。
4-1. A.P.C. プチニュースタンダード
© A.P.C.
A.P.C.のプチニュースタンダードは、スリムストレートシルエットが特徴的なデニム。
ヒップから太ももにかけて程よいフィット感があり、すっきりとした印象を与えます。
洗練されたデザインで、カジュアルからドレスアップに至るまで、ぼっち大学生のみなさんのスタイルに幅広く対応可能なデニムと言えるでしょう!
4-2. A.P.C. ニュースタンダード
© A.P.C.
A.P.C.のニュースタンダードは、クラシックなストレートフィットが特徴のデニムで、腰回りや太ももがゆったりとしたデザインが大きな特徴。
リラックスした穿き心地が魅力で、カジュアルなスタイリングにぴったりなので、フィット感の高いパンツはあまり得意ではないというぼっち大学生におすすめしたいデニムです。
5. まとめ
© A.P.C.
今回の記事では、ぼっち大学生はA.P.C.のノンウォッシュデニムが1本あれば、他にパンツは買わなくてもOKという主張を、僕の経験談を添えて長々と話させていただきました。
記事の内容をおさらいすると、
- A.P.C.のノンウォッシュデニムは、洗濯機などで洗わずに、海水で汚れを落とすなどして、なるべく長い期間履き続けることが公式に推奨されている
- 体型さえ維持できれば、デニムが破損しない限り半永久的に履き続けられる可能性がある
ということになります。
この記事の内容が、服を何着所有するべきか迷っているぼっち大学生のみなさんの一助となりましたら幸いです。
また、今回紹介したプチニュースタンダードやニュースタンダードのデニム以外にも、A.P.C.にはカッコいいアイテムが本当にたくさん揃っていますので、この機会にぜひ店頭にチェックしに行ってみてください!
最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。