PHPの基礎を初心者向けに徹底解説！元ぼっち大学生のフリーランスエンジニアがおすすめの本を紹介しつつ詳しく説明します
今回はプログラミング初心者のぼっち大学生のみなさんに向けて、大学ぼっち時代にプログラミングを学び始め、在学中にフリーランスエンジニアとして独立した経歴を持つ僕が、PHPの基礎知識について、できるだけ分かりやすく解説していきます。PHP初心者におすすめの本も何冊か紹介しますので、興味のあるぼっち大学生はぜひ一度読んでいってください。
たっちゃん
ぼっちユニバーシティの運営者です。
大学ぼっち時代にプログラミングを学び始め、在学中にフリーランスのWebエンジニアとして独立。
本業はWebアプリケーションやWebサイトの受託開発がメインですが、最近はFlutterにハマっています。
趣味はバックパッカー旅行と立ち飲み屋さん巡り。
現在は都内でひとり法人を経営しながら、現役のぼっち大学生のみなさんへお役立ち情報を発信しています。
0. はじめに
ぼっち大学生のみなさんこんにちは！
今回は、プログラミング初心者のぼっち大学生の皆さんと一緒に、PHPの基礎知識について学んでいきたいと思います。
1. PHPってなに？
今日は、「PHP」というプログラミング言語についてお話しします。
これからPHPを学びたいと思っている初心者の方も、ちょっとだけ知識があるけどもっと詳しく知りたい方も、ぜひ読んでみてくださいね。
1-1. PHPとは何ですか？
PHPは、Webサイトを作るためのプログラミング言語の一つです。
では、PHPについてもっと詳しく見ていきましょう。
1-1-1. PHPの歴史と特徴
PHPは、1994年にリーダス・ラスムスさんという人が開発しました。
その名前は、「Personal Home Page」の頭文字をとって「PHP」と名付けられました。
でも、今では「PHP: Hypertext Preprocessor（PHP: ハイパーテキスト プリプロセッサ）」という意味になっています。
PHPの特徴は、Webサイトの中に直接書くことができることです。
これによって、Webページを動的に変化させたり、データベースと連携して情報を表示したりできます。
1-1-2. PHPの用途とメリット
PHPは、Webサイトを作るためによく使われます。
例えば、ブログや掲示板、ショッピングサイトなどです。
PHPのメリットは、学びやすいことや、無料で使えること、さまざまな機能があることです。
1-2. PHPができることは何ですか？
PHPは、Webサイトに様々な機能を追加することができます。
では、具体的にどんなことができるのか見ていきましょう。
1-2-1. Webサイトでの利用例
PHPを使うと、Webサイトでこんなことができます。
- ユーザーが入力したデータを受け取って、処理する（例：お問い合わせフォーム）
- データベースに保存された情報を表示する（例：ブログの記事一覧）
- ユーザーに合わせてWebページの内容を変える（例：ログイン機能）
1-2-2. PHPで作成された有名なサービス
PHPは、たくさんの有名なWebサービスで使われています。
例えば、WordPress（ワードプレス）というブログ作成ツールや、Facebook（フェイスブック）というSNSも、PHPで作られています。
これからPHPを学んで、自分のWebサイトを作ってみませんか？
PHPを使えば、さまざまな機能を追加して、素敵なWebサイトが作れますよ。
これで、「PHPって何？」という疑問に答えられたでしょうか。
これからPHPを学ぶみなさんにとって、楽しくて役に立つ情報になったらうれしいです。
次の章では、PHPの基本的な使い方について説明します。
どんどん読み進めて、PHPの世界を楽しんでくださいね！
以上で、「1. PHPって何？初めての方へ」の説明を終わります。
これからも、PHPについてわかりやすく、楽しく学んでいきましょう。
続く章では、PHPの基本的な使い方や、さまざまな機能について詳しく解説していきますので、お楽しみに！
2. PHPの基本：文字を書く方法と計算の仕方
前回はPHPについての基本的な説明をしましたが、今回は、PHPで実際に文字を表示させたり、計算をしてみたりする方法を学んでいきましょう。
2-1. PHPで文字を表示する方法
PHPでは、文字を表示するために「echo文」と「print文」という二つの方法があります。
それぞれの使い方を見ていきましょう。
2-1-1. echo文の使い方
echo 文は、文字を画面に表示するために使います。
こんな感じで書くことができます。
<?php
echo "こんにちは、世界！";
?>これを実行すると、画面に「こんにちは、世界！」と表示されます。
2-1-2. print文の使い方
print 文も、 echo 文と同じように文字を画面に表示するために使います。
書き方はこんな感じです。
<?php
print "こんにちは、世界！";
?>これも実行すると、画面に「こんにちは、世界！」と表示されます。
echo 文と print 文は、どちらも使えますが、 echo 文の方がちょっとだけ速くて、 print 文は値を返すという違いがあります。
2-2. PHPで足し算や引き算をする方法
PHPでは、足し算や引き算などの計算も簡単にできます。
どんな方法があるのか見ていきましょう。
2-2-1. 四則演算の方法
PHPで四則演算をするには、こんな感じで書くことができます。
<?php
$number1 = 5;
$number2 = 3;
$sum = $number1 + $number2;
echo "足し算の結果：{$sum}\n";
$subtraction = $number1 - $number2;
echo "引き算の結果：{$subtraction}\n";
$multiplication = $number1 * $number2;
echo "掛け算の結果：{$multiplication}\n";
$division = $number1 / $number2;
echo "割り算の結果：{$division}\n";
?>これを実行すると、足し算、引き算、掛け算、割り算の結果が表示されます。
2-2-2. 複雑な計算の方法
PHPでは、もっと複雑な計算もできます。
例えば、べき乗や剰余などです。
<?php
$number1 = 5;
$number2 = 3;
$power = pow($number1, $number2);
echo "べき乗の結果：{$power}\n";
$modulus = $number1 % $number2;
echo "剰余の結果：{$modulus}\n";
?>このコードを実行すると、5の3乗と5を3で割った余りが表示されます。
以上で、「2. PHPの基本：文字を書く方法と計算の仕方」の説明を終わります。
これで、PHPで文字を表示したり、計算をしたりする方法が分かったでしょうか。
次の章では、もっとたくさんのことができるPHPの機能を紹介します。
楽しみにしていてくださいね！
3. いろんなデータを使ってみよう
前回は、PHPで文字を表示したり、計算をしたりする方法を学びましたね。
今回は、PHPでいろんなデータを扱う方法を学んでいきましょう。
3-1. 変数って何？変数を使ってみよう
プログラムを書くとき、データを保存しておくために「変数」というものを使います。
では、変数についてもっと詳しく見ていきましょう。
3-1-1. 変数の定義と使い方
変数は、データを入れておく箱のようなものです。
PHPでは、変数を作るときに「$」記号を使います。
こんな感じで書くことができます。
<?php
$greeting = "こんにちは";
echo $greeting;
?>3-1-2. 変数名のルール
変数の名前をつけるときは、いくつかのルールがあります。
- 最初の文字は「$」記号
- 2文字目以降は英字（大文字・小文字）、数字、アンダースコア(_)が使える
- 数字だけで構成された変数名は使えない
例えば、 $name や $age などが変数名として正しいです。
3-2. データの種類：文字列、数字、真偽値
PHPでは、いろんな種類のデータを扱うことができます。
主に「文字列」「数字」「真偽値」という3つのデータを使います。
それぞれの扱い方を見ていきましょう。
3-2-1. 文字列の操作方法
文字列は、文章や言葉を表すデータです。
PHPでは、ダブルクォート(“)やシングルクォート(‘)で囲んで使います。
文字列を連結するには、ドット(.)を使います。
<?php
$name = "太郎";
$greeting = "こんにちは、" . $name . "さん！";
echo $greeting;
?>これを実行すると、「こんにちは、太郎さん！」と表示されます。
3-2-2. 数字と真偽値の扱い方
数字は、数学の計算に使うデータです。
整数や小数をそのまま書くことができます。
真偽値は、「true」（真）と「false」（偽）の2つの値で、条件が成立しているかどうかを表します。
<?php
$number = 42;
$is_even = $number % 2 == 0;
if ($is_even) {
echo "{$number}は偶数です。";
} else {
echo "{$number}は奇数です。";
}
?>このコードを実行すると、「42は偶数です。」と表示されます。
$is_even は真偽値を持っており、 $number が偶数であれば true 、奇数であれば false になります。
以上で、「3. いろんなデータを使ってみよう」の説明を終わります。
これで、PHPでいろんなデータを扱う方法が分かったでしょうか。
次の章では、PHPで繰り返し処理や条件分岐を行う方法を学びます。
楽しみにしていてくださいね！
4. もし〜なら、繰り返し：条件分岐とループ
今回はPHPで「もし〜なら」と「繰り返し」の処理をする方法を学んでいきましょう。
これらの処理は、プログラムを書くときにとても重要です。
4-1. 条件分岐：もし〜なら、どうする？
条件分岐とは、ある条件が成立したらこの処理、成立しなかったらあの処理をする、という方法です。
PHPでよく使われる if 文と switch 文を見ていきましょう。
4-1-1. if文の使い方
if文は、「もし〜なら」という条件を書くためのものです。
こんな感じで書くことができます。
<?php
$age = 12;
if ($age >= 20) {
echo "大人です";
} else {
echo "子供です";
}
?>これを実行すると、「子供です」と表示されます。
$age が20以上なら「大人です」と表示されます。
4-1-2. switch文の使い方
switch 文は、いくつかの条件に対してそれぞれ違う処理をする場合に使います。
こんな風に書くことができます。
<?php
$color = "red";
switch ($color) {
case "red":
echo "赤色です";
break;
case "blue":
echo "青色です";
break;
default:
echo "その他の色です";
break;
}
?>これを実行すると、「赤色です」と表示されます。
$color が”red”なら「赤色です」、“blue”なら「青色です」と表示されます。
それ以外の色なら「その他の色です」と表示されます。
4-2. 繰り返し：同じことを何回もやる方法
プログラムでは、同じ処理を何回も繰り返すことがよくあります。
PHPでは、 for 文、 while 文、 foreach 文という3つの方法があります。
4-2-1. for文とwhile文の使い方
for 文は、指定した回数だけ繰り返す処理を書くためのものです。
こんな感じで書くことができます。
<?php
for ($i = 1; $i <= 5; $i++) {
echo "{$i}回目の繰り返しです。\n";
}
?>これを実行すると、「1回目の繰り返しです。」「2回目の繰り返しです。」…「5回目の繰り返しです。」と表示されます。
while 文は、ある条件が成立している間、繰り返す処理を書くためのものです。
こんな風に書くことができます。
<?php
$count = 1;
while ($count <= 5) {
echo "{$count}回目の繰り返しです。\n";
$count++;
}
?>これを実行すると、for文の例と同じく、「1回目の繰り返しです。」「2回目の繰り返しです。」…「5回目の繰り返しです。」と表示されます。
4-2-2. foreach文の使い方
foreach 文は、配列の要素を順番に処理するためのものです。
こんな感じで書くことができます。
<?php
$fruits = ["りんご", "みかん", "ぶどう"];
foreach ($fruits as $fruit) {
echo "好きな果物は{$fruit}です。\n";
}
?>これを実行すると、「好きな果物はりんごです。」「好きな果物はみかんです。」「好きな果物はぶどうです。」と表示されます。
以上で、「もし〜なら、繰り返し：条件分岐とループ」の説明を終わります。
これで、PHPで条件分岐や繰り返し処理を行う方法が分かったでしょうか。
次の章では、PHPで関数を作って使う方法を学びます。
5. ほかの人が作った部品を使おう：関数
今回はPHPで「関数」というものを使ってみようと思います。
関数とは、他の人が作った部品のようなもので、それをうまく使うことで自分のプログラムを簡単に作れたり、わかりやすくなったりします。
5-1. 関数とは何ですか？
関数とは、プログラムの中で決まった処理を行う部品のことです。
関数を使うことで、同じ処理を何度も書かずに済んだり、処理を分かりやすく整理できます。
5-1-1. 関数の定義と使い方
関数を使うには、まず関数を定義しなければなりません。
こんな感じで書くことができます。
<?php
function greet($name) {
echo "こんにちは、{$name}さん！\n";
}
greet("たろう");
greet("はなこ");
?>これを実行すると、「こんにちは、たろうさん！」「こんにちは、はなこさん！」と表示されます。
関数 greet は、名前を引数として受け取り、挨拶を表示します。
5-1-2. 引数と戻り値の扱い方
関数は引数を受け取って、処理を行い、結果を戻り値として返すことができます。
こんな風に書くことができます。
<?php
function add($a, $b) {
return $a + $b;
}
$sum = add(3, 5);
echo "3 + 5 = {$sum}\n";
?>これを実行すると、「3 + 5 = 8」と表示されます。
関数 add は、2つの数を引数として受け取り、その和を戻り値として返します。
5-2. 関数を使ってみよう
PHPには、たくさんの組み込み関数があります。
それらを使うことで、簡単にプログラムを作成できます。
また、自分で関数を作ることもできます。
5-2-1. 組み込み関数の利用例
組み込み関数は、PHPが提供している関数で、いろいろな処理を簡単に行えます。
例えば、こんな感じで使います。
<?php
$str = "こんにちは、世界！";
$length = strlen($str);
echo "文字列の長さは{$length}です。\n";
?>これを実行すると、「文字列の長さは24です。」と表示されます。
strlen 関数は、文字列の長さを調べる組み込み関数です。
5-2-2. 自作関数の作成方法
自分で関数を作って、繰り返し使えるようにすることもできます。
こんな風に書くことができます。
<?php
function bmi($height, $weight) {
$height_meters = $height / 100;
$bmi_value = $weight / ($height_meters * $height_meters);
return round($bmi_value, 1);
}
$bmi = bmi(170, 60);
echo "あなたのBMIは{$bmi}です。\n";
?>これを実行すると、「あなたのBMIは20.8です。」と表示されます。
bmi 関数は、身長と体重を引数として受け取り、BMI値を計算して戻り値として返します。
以上で、「ほかの人が作った部品を使おう：関数」の説明を終わります。
これで、PHPで関数を使ってプログラムを作成する方法が分かったでしょうか。
次の章では、PHPでデータを保存する方法を学びます。
6. WebページとPHPを組み合わせる方法
今回はWebページとPHPを組み合わせて、動的なWebページを作る方法を学んでいきましょう。
PHPを使うことで、Webページにいろいろな機能を追加することができます。
6-1. PHPとHTMLを一緒に使う方法
Webページは、HTMLという言語で書かれています。
PHPとHTMLを一緒に使うことで、動的なWebページを作成することができます。
6-1-1. 基本的な組み合わせ方
PHPとHTMLを一緒に使うには、まずPHPコードをHTMLファイルに埋め込みます。
こんな感じです。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>PHPとHTMLの組み合わせ</title>
</head>
<body>
<h1>今日の日付は？</h1>
<p>今日は<?php echo date('Y年m月d日'); ?>です。</p>
</body>
</html>これを実行すると、Webページに今日の日付が表示されます。
<?phpと?> の間にPHPコードを書くことで、HTMLに組み込むことができます。
6-1-2. 動的なWebページの作成方法
PHPを使って、訪問者に合わせて表示を変える動的なWebページを作ることができます。
例えば、こんな感じです。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>PHPで動的なWebページを作る</title>
</head>
<body>
<h1>こんにちは、<?php echo htmlspecialchars($_GET['name']); ?>さん！</h1>
<p>ようこそ、このサイトへ！</p>
</body>
</html>これを実行すると、URLに?name=たろうのように名前を付け加えると、Webページに「こんにちは、たろうさん！」と表示されます。
6-2. フォームからデータを受け取って処理する方法
Webページにフォームを設置して、訪問者からデータを受け取り、PHPで処理する方法を学びましょう。
6-2-1. GETとPOSTの違いと使い方
フォームからデータを受け取る方法には、GETとPOSTの2つの方法があります。
GETはURLにデータが表示される方法で、POSTはデータが見えないように送られる方法です。
どちらを使うかは、目的によって決めます。
例えば、こんな風にGETを使ってフォームを作ることができます。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>GETフォームの例</title>
</head>
<body>
<form action="greeting.php" method="get">
<label for="name">名前:</label>
<input type="text" id="name" name="name">
<input type="submit" value="あいさつする">
</form>
</body>
</html>これを実行して名前を入力して送信すると、 greeting.php にデータが渡され、あいさつのページが表示されます。
POSTを使う場合は、こんな風に書きます。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>POSTフォームの例</title>
</head>
<body>
<form action="message.php" method="post">
<label for="message">メッセージ:</label>
<textarea id="message" name="message"></textarea>
<input type="submit" value="送信">
</form>
</body>
</html>POSTの場合も、データが message.php に渡されて処理されますが、URLにはデータが表示されません。
6-2-2. フォームデータのバリデーションとエスケープ
フォームから受け取ったデータは、そのまま使うのではなく、バリデーション（正しいデータかどうかのチェック）とエスケープ（安全に表示するための処理）を行うことが大切です。
例えば、名前を受け取って表示する場合、こんな風に書きます。
<?php
$name = htmlspecialchars($_POST['name']);
if (empty($name)) {
echo '名前を入力してください。';
} else {
echo "こんにちは、{$name}さん！";
}
?>htmlspecialchars 関数でエスケープを行い、 empty 関数で名前が空かどうかをチェックしています。
以上で、「WebページとPHPを組み合わせる方法」の説明を終わります。
これで、PHPとHTMLを組み合わせて動的なWebページを作成する方法が分かったでしょうか。
7. たくさんのデータを保存しよう：データベース
7-1. データベースとは何ですか？
データベースは、たくさんのデータを整理して保存するための仕組みです。
お店の商品情報や、SNSでみんなが書いたコメントなど、たくさんのデータがありますよね。
それらをきちんと整理しておく場所がデータベースです。
7-1-1. データベースの種類と役割
データベースには、いろいろな種類があります。
よく使われるのは、MySQL（マイエスキューエル）やSQLite（エスキューライト）といったものです。
それぞれのデータベースには、データを保存したり、取り出したり、更新したりするための役割があります。
7-1-2. データベースの構造：テーブルとカラム
データベースの中には、テーブルという箱がたくさんあります。
それぞれのテーブルには、いくつかのカラム（列）があります。
例えば、お店の商品情報を保存するテーブルなら、商品名や価格などの情報がカラムになります。
7-2. PHPでデータベースを操作する方法
PHPでデータベースを使うには、まずデータベースに接続する必要があります。
そして、データを取り出したり、入れたりするための言葉があります。
それが「SQL」（エスキューエル）です。
7-2-1. 接続方法とSQLの基本
PHPでデータベースに接続するには、PDO（ピーディーオー）というものを使います。
こんな風に書きます。
<?php
$dsn = 'mysql:host=localhost;dbname=my_database;charset=utf8';
$username = 'my_username';
$password = 'my_password';
try {
$dbh = new PDO($dsn, $username, $password);
echo 'データベースに接続しました！';
} catch (PDOException $e) {
echo 'データベース接続に失敗しました：' . $e->getMessage();
}
?>これで、データベースに接続できます。
次に、SQLの基本を学びましょう。
SQLは、データベースに対して指示を出す言葉です。
7-2-2. SELECT, INSERT, UPDATE, DELETEの使い方
データベースを操作するための基本的なSQLは、SELECT（選ぶ）、INSERT（入れる）、UPDATE（更新する）、DELETE（消す）の4つです。
例えば、商品情報のテーブルから、商品名と価格を取り出すには、こんな風に書きます。
SELECT 商品名, 価格 FROM 商品テーブル;新しい商品を追加するには、こんな風に書きます。
INSERT INTO 商品テーブル (商品名, 価格) VALUES ('新しい商品', 1000);商品の価格を変更するには、こんな風に書きます。
UPDATE 商品テーブル SET 価格 = 500 WHERE 商品名 = '新しい商品';商品を消すには、こんな風に書きます。
DELETE FROM 商品テーブル WHERE 商品名 = '新しい商品';PHPでこれらのSQLを実行するには、PDOを使います。
例えば、商品情報を取り出すには、こんな風に書きます。
<?php
$sql = 'SELECT 商品名, 価格 FROM 商品テーブル';
$stmt = $dbh->query($sql);
while ($row = $stmt->fetch(PDO::FETCH_ASSOC)) {
echo '商品名：' . htmlspecialchars($row['商品名']) . '、価格：' . htmlspecialchars($row['価格']) . '<br>';
}
?>これで、データベースから商品情報を取り出して表示できます。
他のSQLも同じように、PHPとPDOを使って実行することができます。
これで、データベースを使ったPHPプログラムが作れるようになりますね。
8. Webサイトで覚えておく情報：セッションとクッキー
8-1. セッションとクッキーの違いは何ですか？
8-1-1. セッションの仕組みと利用例
セッションは、Webサイトを訪れる人とサイトの間で、一時的に情報を覚えておくための仕組みです。
例えば、ログイン情報やカートの中身など、あなただけの情報を覚えておくことができます。
セッションはサーバー側で管理され、一定時間が経つと消えます。
8-1-2. クッキーの仕組みと利用例
クッキーは、Webサイトがあなたのパソコンやスマホに小さなデータを保存する仕組みです。
クッキーは長期間覚えておくことができ、次回の訪問時にも情報が残ります。
例えば、ログイン情報の保存や訪問回数のカウントなどに使われます。
8-2. PHPでセッションとクッキーを管理する方法
8-2-1. セッションの開始とデータの操作
PHPでセッションを使うには、まず session_start() でセッションを開始します。
セッションにデータを保存するには、 $_SESSION という特殊な配列を使います。
例えば、ユーザー名を覚えておくには、こんな風に書きます。
<?php
session_start();
$_SESSION['username'] = 'Taro';
?>セッションからデータを取り出すには、こんな風に書きます。
<?php
session_start();
echo 'ユーザー名：' . htmlspecialchars($_SESSION['username']);
?>8-2-2. クッキーの設定と削除
PHPでクッキーを設定するには、 setcookie() 関数を使います。
例えば、ユーザー名をクッキーに保存するには、こんな風に書きます。
<?php
setcookie('username', 'Taro', time() + 60 * 60 * 24 * 7); // 1週間後に有効期限が切れる
?>クッキーからデータを取り出すには、 $_COOKIE という特殊な配列を使います。
例えば、ユーザー名を取り出すには、こんな風に書きます。
<?php
echo 'ユーザー名：' . htmlspecialchars($_COOKIE['username']);
?>クッキーを削除するには、有効期限を過去に設定します。
<?php
setcookie('username', '', time() - 3600); // 19. プログラミング初心者のぼっち大学生におすすめしたいPHP本を紹介します
まとめに入る前に、PHP初心者のぼっち大学生のみなさんに、現役エンジニアの僕がおすすめしたい書籍を何冊か紹介しておきたいと思います。
9-1. いちばんやさしいPHPの教本 第3版 PHP8対応 人気講師が教える実践Webプログラミング
© インプレス
以前、Gitの解説でも紹介した「いちばんやさしい教本シリーズ」から、「いちばんやさしいPHPの教本」を紹介させていただきます。
このシリーズの書籍は、毎回僕がおすすめの入門書として必ずチョイスするほどでして、その分かりやすさは折り紙付きです。
また、個人的にアツいポイントは、なんと言ってもPHP8に対応している点。
PHP8に対応しつつ、初心者に向けて書かれた解説本は数が少ない傾向にあるので、これからぼっち大学生のみなさんがPHPを学ぶ場合に選ぶ書籍は、この「いちばんやさしいPHPの教本」一択と言っても差し支えないでしょう。
9-2. Laravelの教科書 バージョン10対応
© ソシム
2冊目に紹介するのは、「Laravelの教科書 バージョン10対応」になります。
こちらの書籍はPHPの解説本というより、PHP製フレームワークのLaravelを解説した本。
なぜLaravelを解説した書籍を紹介するかというと、PHPを学んでWebアプリケーションの開発をしてみたいというぼっち大学生は、十中八九このLaravelを使用することになるはずだからです。
そして、執筆時点におけるLaravelの最新バージョンは10でして、これに対応した初心者向けの解説本は、現状この「Laravelの教科書 バージョン10対応」だけ。
「Laravelの教科書 バージョン10対応」は、実際にPHPを一通り学んでみて、
- できるだけ分かりやすくLaravelを学びたい
- すべてのステップを省略せずに教えてほしい
- セキュリティなど、Webアプリ開発において大事な知識も得たい
というぼっち大学生にぜひおすすめしたい書籍となっております。
10. まとめ
今回は、プログラミング初心者のぼっち大学生向けに、PHPの基礎知識を解説させていただきました。
WordPressを用いたWebサイト制作や、Laravelを使用したWebアプリケーション開発をするにあたって、PHPの知識は必須です。
そして、PHPは、あらゆる学習プラットフォームや書籍、Webサイトなどで、初心者向けの学習コンテンツが多数提供されているプログラミング言語の1つでもあります。
例えば、ぼっち大学生のみなさんが独学でPHPを学ぶような場合も、学習のためのリソースに困ることはまず無いでしょう。
しかし、ぼっち大学生のみなさんは、サブスク型プログラミングスクールのSAMURAI TERAKOYA（侍テラコヤ）であれば、飲み会1回分ほどの費用で、PHPをより効率的かつ確実に学ぶことが可能です。
SAMURAI TERAKOYA（侍テラコヤ）の詳細については、こちらの記事で解説していますが、
- 40種類以上に及ぶ学び放題の教材
- 平均回答スピード30分以内のQ&A掲示板
- 月1回〜の現役エンジニアとのオンラインレッスン
- プログラミング学習を継続できる学習ログ
を、月額2,980円〜という破格の料金で利用することができます。
PHPの学習に興味があり、プログラミングスクールで学ぶことも視野に入れていたが、費用面がネックとなり、なかなか学習に手を付けられなかったというぼっち大学生のみなさんは、ぜひ一度このSAMURAI TERAKOYA（侍テラコヤ）に無料で相談してみてはいかがでしょうか？
